データベースの著作権

「データベース」は、著作権法では、「論文、数値、図形その他の情報の集合物であって、それらの情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したもの」と定義されています。
このようにデータベースは著作権の対象となるものですが、著作権は創作的表現について発生する権利です。したがって、データベースについては、データの取捨選択や体系的な構成に創作性があることが必要になりますが、コンピュータやウェブサーバー等で検索などに利用されるデータベースには、たいていの場合はなんらかの創作性があることが多いと思われます。

データベースに著作権があるとしても、データベースに含まれる文章、画像などの著作物については、そうした個々のデータに創作性があれば、その著作物ごとに著作権があり、著作権者がいます。したがってデータベースに格納(複製)し、検索などで利用可能にするためには、それぞれのデータの著作権者の許諾が必要になります。もちろん、データベース中の個々のデータの著作権者と、データベース自体の著作権者とが同一である場合には問題にはなりません。

創作性のないデータベースについては、これを保護するべきとの考えもありますが、著作権法で保護されないデータベースや、データベース中の創作性のないデータに関しては、民法の一般原則や、それが営業秘密等であれば不正競争防止法などにより保護することになります。
創作性のないデータであっても、データベース利用者が、データを複製したり、第三者に利用させたりすることを禁じる契約とするなど、保護することを検討するのがよいでしょう。

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